サイナス・リフト(上顎洞挙上術)という骨再生療法の話し
今日は、サイナスリフトの話しです。インプラント手術には、骨が薄くインプラントの埋入ができない方も多くいらっしゃいます。
しかし、現在では、上顎洞という空洞に骨をつくることも可能になってきています。
ただ、骨というのは、再生し成熟するのに約6ヶ月から9ヶ月程度しっかり待つ必要があります。当医院でも年間6 から 8例ですがおこなっております。
このケースは、すでに前方にインプラントがはいっていましたが、後方には骨が薄いということで義歯をお使いになっていました。ご相談をいただきまして、サイナスリフトをすることによって前方のインプラントも無駄にせずに後方もインプラントで固定式にしたケースです。
写真は、少しわかりずらいですが、骨再生したところは、やや白さが濃くうつっています。
インプラントと最後の奥歯との間の上顎洞と呼ばれるところです。
手術時間は、約60分程度ですが、外来で静脈内鎮静法を併用しながら行いますので、想像していたより楽だったとこの方もおっしゃいました。
もう少しです、頑張ってくださいね。