オーラル・リハビリテーションの話し 2
この 患者さまは、上顎 0 本
下あご3本(前歯のみ) で6年間すごしてきました。
とくに、上顎の総義歯は、重力に反して吸盤のような原理ですいついています。
この考えは 100年前の理論であり 技術です。
ですから、下顎の前歯のみの3本では、かむとき 大変不安定になります。
たとえると、
「お盆を手のひらの片手でささえていて、その端に おもい重りを置いた状態です。」
これでは お盆は ひっくりかえってしまいますね。
このお盆が上顎の入れ歯ということになります。
下にインプラントを用いて 固定式のブリッジを全体に 即時にいれました。
このことで、お盆の中心に重りをのせて 、お盆が安定したことになりました。
入れ歯などは、物理の法則でなりたっています。
決して、名人の歯医者がうまいということではありません。
そのなかには、診査、診断があり 計画があり その実現を よりよい人間関係
を構築しながらすすめるのが 歯科臨床だとおもいます。
さて・・・再度考えてみましょう
この 患者さまは、上顎 0 本
下あご3本(前歯のみ) で6年間すごしてきました。
とくに、上顎の総義歯は、重力に反して吸盤のような原理ですいついています。
これは オール・オン4という術式による 即時の固定性ブリッジのセット症例です。
一番遠心部(遠いところ)の2本も あえて角度は、あまりつけないようにしてあります。
インプラントの上のパーツに ストレート(角度補正 0度)のものを使用したいからです。
ネジ(スクリュー)のゆるみも、17度や、30度にくらべると 格段に安定します。
遠心のカンチレバーに対しても、有利にはたらきます。
このようなケースでは、いつも5本のインプラントを埋入してゆきます。
まだ 治療中ですが、下顎が固定式になったために、上顎の総義歯が安定し 生活も困らなくなったそうです。
これからも ベストをつくしますので よろしくお願いいたします。
すべては、患者さまのHappyのために・・・・・・ By Hiro