目黒のさんま の話し
毎日厳しい残暑が続きますが、
初秋の味覚といえば、さんまです。
今週日曜日、東京 目黒区で さんま祭りが開催されました。
このイベントは、古典落語「目黒のさんま」に ちなんで、目黒の良さとさんまの良さの両方を
わかってもらう
ために、炭焼きで無料にて 70000匹ふるまわれたというお祭りです。
私は、子供への絵本探しのときに、この本に出会いました。
川端 誠さんの独特のイラストが有名です。
物語を紹介しますと・・・・・
季節は秋。ある大名が家来と遠乗り(鷹狩り)にいき、目黒に到着。お昼の用意がなく、炭焼きの
さんまを初めて昼食に食べました。庶民の魚だったさんまを初めて食べて大満足。
その脂ののったさんまの味を忘れられず、お城にて注文しました。家来が、脂や骨が体に悪いと思い、蒸して小骨を抜きパサパサ、ボロボロのさんまを口にして、おいしくありませんでした。
これはどこのさんまかと聞いたところ、日本橋魚河岸の最高級のさんまです と答えた所、
それは、だめだ。さんまは目黒(魚港のない)にかぎるという、お話です。
調理法や地理の無知な大名を皮肉ってますが、このお話を目黒の人たちは、とても大切に自慢に
思っているみたいです。
白金や自由が丘があるおしゃれな街なのに、シンボルマークが似つかわしくないさんまなので
おもしろいですね。
私は、もう新物の塩焼きを4回も食べました。
猛暑だった夏が終わり、秋になるといろいろとおいしい食材が多く、楽しめますね。
by ティンカーベル