オール・オン・4というインプラントの話し12
患者さまは、2時間かけて当医院までいらっしゃっています。たいへん光栄に思います。なんとかそれにお応えできますようにとの思いが、われわれスタッフのモチベーションをあげてくれます。
上顎も下顎もゆれてしまい、満足に食事ができませんでした。インター・ネットでオール・オン4のことをお知りになられて、縁あって当医院を受診されました。
初診
すでに、下顎には総義歯が装着されていました。すぐういてしまい、うまく噛めません。上顎もゆれてしまっています。
まず、下顎に対し、オール・オン4の処置をしました。
それから、ご家族のことでいろいろおいそがしくなり、上顎は、2年後からのスタートとなりました。
そして現在はこうなりました。(↓)
上顎には、骨造成を避けるような処置(グラフトレス)で対応しました。
利点として、1)外科的侵襲が少なく、体にやさしいこと
2)治療期間が短縮されること
3)即時に固定式の歯を提供できるため、食事や、社会生活に支障をきたさないこと
4)より経済性の高いインプラント治療であること
などがあげられます。
上顎は、スタンダードなオール・オン4の変法となっていますが、患者さまにはたいへん喜ばれています。
まだ、ゴールしていませんが、なんでも噛めているそうです。最終の発音のチェックや、笑顔のときのエステティックな状態のチェックをしています。
スタッフ一同応援しています。
By Hiro