スマイル・デンチャー という 義歯の話し
今回、おざわ歯科にご相談にいらした患者さまは、上品なご婦人でした。インターネットで調べて
ご主人といっしょにご来院です。
下顎の両端に歯がありません。現在入れている 入れ歯 は調子が悪くよくかめません。
ではどうしましょ?
1)インプラント?
2)入れ歯を同じ材質でつくります?
3)入れ歯を違う材質で違う設計コンセプトでつくります?
4)もうなにもいれず生活します?
今回は、入れ歯で対応してくださいとのことで、よくご相談して、見栄えもきれいな、スマイル・デンチャーという義歯にしました。 3)の方針で、設計しました。
Before
After
「どこに入れ歯がはいっているか、分からない仕上がりです。おまけによくかめます。」と喜んでいただけました。
以前の義歯は・・・・・ クラスプという銀の針金が不自然ですね。
今回の義歯は・・・・・・・・ しっかり下顎に力をうける設計にしました。
横からみると、こんな感じです。
スマイル・デンチャーは、高い柔軟性があり、割れにくい素材なので、入れ歯自体を薄くつくることができます。薄い入れ歯は、食事も発音も違和感がすくなくなります。
入れ歯は、 1)型とり
2)設計
3)材質選び
4)精度
5)咬合関係のバランスをとる
6)顎の状態の把握
・・・・・・・・・・・・・・・ 等など
どれひとつに マイナス がはいってもすべてが マイナスになります。
ですから、患者さまには よくこういいます。
「入れ歯は、算数でいうと 掛け算 です。一つ一つのステップにマイナスがはいると
結果はすべてマイナスですよ。」 と
「入れ歯は、物理の法則で成り立っています。決して職人の技術ではありません。その中には、Art と Science がつまっています。」 と
すべては、患者さまのHappyのために・・・・・。
By Hiro